そういえば3年

そういえば3年


いまのお店入って経ってました。



そういえば3年。




気がついたら3年。




過ぎ行く時間が早いことを
実感中。



がむしゃらに仕事を覚えることで精一杯だった1年目。




入って1カ月研修して、


1カ月ロサンゼルスに行って、
(入るのに2カ月目でロサンゼルスに行くのに採用してくれた店長様、本当にありがとうございます)



帰ってきて、
『キッチンやりたいです』と
直談判して、





それからはもう、



踏ん張ってきたなぁ。


しみじみ思う。


頑張ってきたけど、


踏ん張ってきた、の方が合う。



地面を踏みしめて、逃げないように。


一生懸命、歯をくいしばってたように思う。




たくさん泣いた。


辛いこともたくさんあった。




耐えた。



耐えたのだ。




耐えた先に見えた未来は、





私のやりたいことにつながってった。



たくさんの人に迷惑をかけ、

たくさんの人にお世話になり、

たくさんの人に支えてもらったこの3年間。




見えてきたものは
かけがいないのないモノになった。





楽することをやめ、

逃げることをやめ、

ぶち当たった世界には、

ちゃんと用意されてたんだなぁ。





一歩引いて、

誰かを支えてた時間は、

私にとって

もどかしい時間だった。





背伸びしたくてしょうがなかった。







スキルも足りない。

学校も行ってない。

誰かに習ったわけでもない。

初心者の私。






その劣等感と自信のなさ。


ずっと私の中にあった。



包丁もまともに持ったことがなかった私が、






3年経って


料理をして、誰かを笑顔にしてる。


そんな光景は3年前は浮かばなかったなぁ。







学校にも行ってないし
料理教室にずっと通った訳でもない。


最初はがむしゃらに

はやく、きれいに出すこと

それだけを意識して。




あとは仕事を覚えるので精一杯。

もう何回怒られて、叱られて
注意されたか。


数えきれない。笑






本当に料理と向き合う時



私の中でお料理が、


調理からお料理に変わった。



そんな瞬間を目の当たりにした。



いまわたしが働いてるお店は、


そんな出会いをくれた場所。




ちょうど1年半くらい経った時だったかな。



わたしのターニングポイント。


そこから

パスタもスキルとして習得して

色んなデリを作れるようになって、

自分の料理の幅がものすごい広がって、


料理することが楽しくなったんだよね。





可能性が開かれて、


わたしはなんでお料理がしたいんだろう?






って、考えるようになって、


わたし対だれかに




ちゃんと向き合ってお料理がしたい。



丁寧にお料理がしたい。



その人のためのお料理がしたい。

に、変わっていった。





食べることに向き合う、
そんなお料理。






わたしを全力を生きること





お料理することが
生きがいなのかもしれない。



大げさかなぁ。



誰かを想ってお料理すると、




わたしはエネルギーが循環する。




疲労よりも、エネルギーが出てくる。






わたしが働いてるお店の
9周年パーティーの時、

わたしは無農薬の玄米でおにぎりを
作った。


会社のオーナーと、
関わってくれる人、
全ての人に感謝と愛を込めて、
丁寧に玄米を炊いて

みんなで楽しく小さいおにぎりを
握った。


わたしはそのおにぎりを
次の日食べたのだけど、


美味しすぎて自分でびっくりしたんだよね。


ああ、丁寧に作ったものは
こんなにも美味しいのかって。







作られたもののエネルギーは

わたしたちの身体の中に入って、

それが私たちのいのちとなる。


わたしは

その大切ないのちを輝かせるために

丁寧にお料理をしたい。


その大切ないのちを輝かせたい。

だから心を込めてお料理する。





食べてもらう人の笑顔を思い浮かべて。


食べてもらう人に感謝を、込めて。







3年経って、思うこと。





本当に3年があっという間だったけれど

戻りたいとかちっとも思わない。


だって、大変だった。


私の存在を認めてもらうために
たくさんもがいてたと思う。


わたしがだれで
なんなのかよくわかってなかった。


自分のことばかりで
目の前の食材のこと、

ちっとも考えてなかったもの。






いまが一番しあわせである


いまが
最高にしあわせ。




わたしのごはんを食べてくれる皆様、
出会えたこと。




これからも
みなさんのいのちが輝くように
心を込めてお料理をしていく。




それがわたしの使命なのかもしれないなぁ。



がむしゃらにやってきた
3年間のkanamiへ、
よくがんばりました。



あなたが見てるこの世界は
愛に溢れて、いまとってもしあわせだよ。




一歩を踏み出してくれて
ありがとう。



これからもよろしく。


まねきねこキッチンハウス-kanami







0コメント

  • 1000 / 1000